公開: 2026-08-26 更新: 2026-08-26
表示速度の改善では、測定条件をそろえないまま数字を比較すると判断を誤ります。まず「実際の利用者が困っているか」をフィールドデータで確認し、「なぜ起きるか」をラボ計測で再現します。
指標の役割を理解する
LCPは主要な内容が表示されるまで、INPは操作への反応、CLSは表示中のずれを表します。サーバー応答、画像、JavaScript、フォントは異なる指標へ影響します。総合点だけでなく、悪い指標と該当要素を特定します。
代表ページを選ぶ
トップページだけでは不十分です。アクセスの多い記事、問い合わせページ、画像の多い事例、検索結果、404など、テンプレートと目的の異なるページを選びます。ログイン状態、キャッシュ有無、デバイス、地域も記録します。
測定の順序
- Search ConsoleやCrUX等で実ユーザーデータの傾向を確認する
- PageSpeed Insightsで対象URLと指標を確認する
- Chrome DevToolsで該当要素、ネットワーク、メインスレッドを調べる
- 変更をひとつの原因群に絞って実施する
- 同じ条件で再計測し、公開後のフィールドデータを待つ
よくある改善の優先順位
大きなヒーロー画像は適切な寸法と形式にし、画面外画像は遅延読み込みを検討します。幅と高さを指定してレイアウト領域を確保します。全ページで不要なプラグインアセットを読み込んでいる場合は、読み込み条件を見直します。外部タグは事業上の必要性、同意、発火時期を整理します。
数字を良くするために内容を壊さない
必要な画像や入力補助を削ればスコアが上がる場合がありますが、ユーザーが判断できなくなれば目的を失います。改善案は速度だけでなく、理解、アクセシビリティ、コンバージョン、運用負荷と一緒に評価します。
検証記録には、URL、日時、端末条件、ツール、変更内容、変更前後の値、判断を残します。一回の良い結果だけを採用しません。